伊賀くみひもセンター 南西0.5km
三重県上野庁舎 南東0.9km
（近鉄時刻表1980年号）
駅から南へ1km、組みひもセンターがある。伊賀の組みひもは、忍者の小道具や藤堂藩の武具のひもなどに重宝されたもの。今では、もっぱら帯じめ・羽織ひもやひもタイを作っている。生産量は、全国の8割近い。高麗組が中心で、ほとんど手組み。伝統工芸品の指定もうけている。
（近鉄時刻表1983年春・夏号）
伊賀の伝統産業といえば組ひも。その組ひもの殿堂として、昭和53年に｢組ひもセンター｣が桑町に誕生した。駅前の阿保街道を南へ10分ほど行ったところ。同センターには展示場のほか実演コーナーがあり、即売もする。帯じめ、羽織ひものほか、最近はネクタイ、ハンドバッグなど、新趣向のものも考案されていて見るだけでも楽しい。センターの開館は9時から5時まで。月曜日は休館。